日本生命が本邦機関投資家初のCLS参加

5 September 2017

日本の大手生命保険会社がCLS決済を採用

銀行以外の金融機関からもCLSのリスク削減サービスに対するニーズが示される

世界の外為市場向けのリスク削減ならびにオペレーショナル・サービスの大手プロバイダーであるCLSグループ(CLS)は、本日、銀行以外の日本の金融機関が初めてサードパーティーとしてCLSシステムを採用したことを発表しました。

日本の生命保険業界で最大の純利益を誇る日本生命保険相互会社は、決済メンバーの口座を通じて外為取引のCLS決済を開始しました。これによって決済リスクの削減に加え、事務合理化、ネッティングによる流動性拡大を通じた取引コスト削減、さらにはビジネス拡大を支えるトレーディング枠やカウンターパーティー枠管理の効率性向上が可能になります。

日本は世界有数の外為取引市場であり、アジアの外為取引において極めて重要なトレーディングハブです。日本は世界の店頭外為市場の出来高の6.1%を占めています(1参照)。近年、国境を越えた通貨フローや海外直接投資の急増が日本市場に追い風となっていますが、同時にファンドやそのカウンターパーティーなどの幅広い参加者にとってエクスポージャーも増大しています。

日本生命のCLS決済導入により、アジアでのCLS参加者増加の流れはまたひとつの節目を迎えました。昨年、韓国の大手証券会社であるサムソン証券が銀行以外で同国の初めてのサードパーティー参加者となり、さらに他の大手証券3社とファンド1社も加わりました。グローバルに見ると、サードパーティー参加者はCLS全体の決済金額の約22%を占め、2016年にはアジア太平洋地域でCLSの決済サービスを利用しているサードパーティー参加者数は12%増加しました。

CLSのアジア担当責任者レイチェル・ホウイ(Rachael Hoey)は、次のように述べています。「銀行以外の金融機関によるPVP決済の導入は、外為市場の多種多様なセグメントにおけるリスク削減を目指すCLSの戦略の中核をなしています。CLS決済の採用によって、すべての市場参加者がより着実で、頑健なリスク管理標準を利用することができます。これはクロスボーダー投資、ならびに日本の外為取引の成長を支える上で重要です。」

「日本生命のCLS決済導入は、銀行以外の金融機関から弊社のリスク削減サービスに対するニーズが増加していることを示しています。多様な参加形態に対する支援、幅広いカウンターパーティー層への当社独自のメリット提供など、今後もさらに業務を充実させてゆく計画です。」

1 BIS(国際決済銀行)が3年ごとに行う中央銀行サーベイ、2016年

Media contacts

For media inquiries and interview requests, please contact:

Greentarget
+44 020 7250 7007