野村アセットマネジメントがCLS決済開始

19 February 2019

2019219東京 / ロンドン / ニューヨーク: 決済、プロセシング、データを提供する市場インフラ・グループであるCLSは、野村アセットマネジメントが日本に本拠を置く運用会社として初めて、本邦ファンドのCLS決済を開始したと発表した。

野村アセットマネジメントは、野村信託銀行、日本トラスティ・サービス信託銀行(JTSB)、日本マスタートラスト信託銀行(MTBJ)の3信託銀行との協働により、合計21の投資信託ファンドにCLS決済を導入する。 野村アセットマネジメントおよび信託銀行は、複数のカストディアンにサポートされており、具体的には野村信託銀行はブラウン・ブラザース・ハリマン・アンド・コー(BBH)とシティバンクに、JTSBは米国三井住友信託銀行に、MTBJはBBHによってCLSサービスの提供を受ける。

日本では、大手銀行や大手証券会社は既に外為取引にCLS決済を導入しているものの、運用会社や年金ファンドは最近まで利用していなかった。本邦ファンドの外為取引には、信託銀行や運用会社、グローバル・カストディアン、為替銀行等の多くの当事者が関わっているからである。 バーゼル銀行監督委員会のガイダンスが、可能な限り同時決済(PVP決済)やネッティングを使うよう、すべての市場参加者に推奨したことを受けて、金融庁および日本銀行は日本のホールセール外為市場参加者に対してPVP決済の利用を促し、CLS決済の採用を後押しした。 本件は、バイサイドにCLS決済を導入するための、業界全体の協調と努力の極めて画期的な成果である。 

CLSのヘッド・オブ・クライアントマネジメント(アジア・パシフィック)であるマーガレット・ローは、この進展に関して「最終顧客から要望され、またグローバル外為行動規範等により推奨されるオペレーションのベスト・プラクティスの帰結として、決済リスク削減への関心は、日本のバイサイド、さらには広くアジア・パシフィック地域で高まりつつあります。 日本でのバイサイドのCLS決済参加に関するこのニュースは、こうしたトレンドを裏づけるものであり、当地域で今後も継続的に参加が拡大するものと期待しています。」とコメントしている。

野村アセットマネジメントのトレーディング部長である小野訓久氏は、「日本に本社を置く運用会社として、初めて本邦ファンドのCLS決済を導入したことを喜ばしく思います。 当社は多様なファンドを運用しており、国内外の取引相手と外為取引を行なっています。決済リスクの削減は必須であり、CLS決済はそのための有効な手段であると考えています。将来に向けて、CLS決済をさらに拡大するための準備をしています。」とコメントしている。

シティバンク、エヌ・エイ東京支店 証券サービス本部長、古海敏勝氏は、「シティは、本プロジェクトの初期段階から野村信託銀行に協力してきました。 シティのテスト環境に接続されたCLSのJASテスト環境を十分に利用することにより、野村信託銀行と主要な為替取引相手行とのエンド・トゥ・エンド・テストをサポートしたことで、同行は不安なく本番取引に移行できました。 バイサイド顧客の間で、決済リスクやオペレーショナル・リスク削減への関心が高まる中で、CLS設立以来の主要な直接参加者として、当社がこのような形で顧客をサポートできることを喜ばしく思います。」とコメントしている。

 

日本は世界最大の外為取引センターの一つであり、アジアの外為取引の主要なハブである。 本邦外為市場は、世界の店頭外為市場の6.1%の取引シェアを占めている2。  近年のクロスボーダーの通貨フローや海外直接投資の増加の恩恵を受ける一方、ファンドやその取引相手を含む幅広い市場参加者にとって、エクスポージャーの拡大にもつながっている。

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